バンコクの歴史ある問屋街であり、今もっともホットなクリエイティブエリアとして注目を集めるソンワート通り。2026年7月3日(金)〜7月12日(日)の10日間限定で開催されているライトアップ&デジタルアートの祭典「AWAKENING SONG WAT 2026」の様子を現地からレポート。年末に開催される大型本編「AWAKENING BANGKOK」のスピンオフ企画として2025年にスタートし、今回で2回目の開催となった本イベント。今回のテーマ「SON(G)EVITY: Continuity of Legacy」のもと、100年以上の歴史を誇るノスタルジックな街並みと洗練された光の現代アートが融合した一夜をお届け!ふだんから夜遅くまで営業しているコミュニティモール「SOUL WONGWAT」は、「AWAKENING」開催時にも特に盛り上がるスポットネオンが照らし出す路地裏と洗練されたストリートアートこの期間中のソンワート通りには、鮮やかなネオンライトに包まれた幻想的な空間が広がる。上写真のコミュニティモール「ソウル・ソンワートSOUL SONGWAT」と人気を二分するのは、最近「アディダス・オリジナルズ・ソンワート(ADIDAS ORIGINALS SONG WAT)」ができたことでも話題を集める「トローク・コーダン・ソンワート(ตรอกโกดังทรงวาด)」の通り。もともと古い倉庫(コーダン)群の敷地や小路をリノベーションして作られた、複合クリエイティブスペースのようなストリートで、クレープ店の「Koh Crêperie」やパン屋の「Wabi's」、お土産さんの「Oyster and Things @songwat」など、通りの隅々まで全部見て回りたくなるお店が軒を連ねている。これは余談なのだけれど、このトローク・コーダン・ソンワートのことを地元民やリピーター、ストリートカルチャー好きな若者たちは「ソイ・プラトゥーマイ(ซอยประตูไม้)」と呼んでいたりもする。通りの入口に木の門(プラトゥーマイ)があるからこんなふうに呼ばれているみたい。知っておくと、地元の子たちとの会話が弾むかも?この通りにはふだんからずっと人通りが絶えないけど、AWAKENING開催期間中は特にピンクとパープルのネオンライトが綺麗で、通りの至る場所で人々が立ち止まり、記念撮影を楽しんでいる。奥にADIDAS ORIGINALS SONGWATがどっしり構える路地(トローク・コーダン・ソンワート)では、イベント期間中、頭上に渡されたネオンチューブが道一面をピンクやパープルに染め上げる。奥にはアディダスの象徴的なトレフォイル(三つ葉)ロゴのイルミネーションが輝き、ストリートカルチャーと歴史的な路地がミックスされたフォトジェニックな空間になっていた。通りの一番奥、チャオプラヤー川に面したインダストリアルな倉庫空間には、次世代EV「Lepas L6」の展示エリアも登場。背後の大型LEDパネルとフロアプロジェクションが洗練された空間を作り出し、歴史ある倉庫の新しい活用方法を示していた。こんなところでも中国EVの存在感は大きかった。他にも多くの企業が協賛するイベントになっていて、AWAKENINGは年々規模が大きくなっている。ちなみにこのスポットにはインスタレーション番号11が割り当てられていた通りを彩るネオンをライトボックスにして、記念撮影が止まらない今年のAWAKENING SONGWATでは21のインスタレーションが設けられ、とてもじゃないけど全部見て回るのはさすがにしんどい。時間が限られていることもあるので、写真撮影が楽しそうな場所を適当にピックアップして回り、本命は1~2か所に絞るのがよさそう。ここでは本命ではなく気軽にサッと撮影できるスポットをいくつか案内する。ネオン管が集まる場所を撮影用ライトボックスみたいに活用すると、いつもより肌を綺麗に見せることができてテンション爆上がり!「Grab Thumbs Up」のネオン看板など、タイの現代的なライフスタイルブランドとのコラボレーションが気分を盛り上げる。インスタレーション番号5のマンコン・ホステル前のネオンで美人度アップ!イベント期間中もあいかわらず一番人気スポットの一つ、SOUL SONGWATのレトロエレベーター。赤くライトアップされて、まるで香港映画のセットに入り込んだかのようなミステリアスなムード。結構行列ができてます! インスタレーション番号20おなじみソンワート通りの定番撮影スポット「I WANNA BANGKOK」のヴィンテージ標識前。イベント期間中はVISAのコラボポスターが並ぶ。背後からのライトに加えて正面からストロボを当てればクロスライトのできあがり。周囲から浮き上がるようなアーティスティックな一枚に。インスタレーション番号14今年の大本命、歴史ある中華廟「本頭公廟」と伝統の光この夜、本命のスポットに決めたのはインスタレーション番号6の「本頭公廟(サーンチャオ・シンプンタオコン/ศาลเจ้าซินปู้นเถ่าก๋ง)」。ふだんは立ち入れない古い建物をライトアップして、見学させてくれるのもこのイベントの醍醐味。本頭公廟は、ソンワート界隈でも特に秘境的な祠堂で、タイに渡ってきた潮州系華人が土地の守護神・開拓の神様を祀る特別な場所。ラタナコーシン朝初期(1820年代〜)、チャオプラヤー川を渡ってソンワートの港に降り立った移民たちが、商売繁盛や安全を祈願して創設したのが始まりと言われる。古くからの商業建築と密着していて、狭い路地沿いにある階段を上がった中二階のような場所に本堂が設置されている。地元の商店主や華人コミュニティの維持管理で守られているプライベート感の強い信仰所なので、いつも鉄格子や扉が閉じられていることが多く、一見すると普通のアパートや倉庫の入口のように見える場所。こんなスポットに立ち入れるのもAWAKENINGの期間中だけ。これを見逃す手はない。ソンワート通りの秘境的な祠堂、本頭公廟の入口。いつもと違って赤と青のライトに彩られている。屋根の重厚な龍の彫刻がカッコいい入口階段でさっそく記念撮影。赤い灯に照らされて神秘的階段を上った先に現れる本堂の入口。AWAKENING期間中は、センサーが反応して色が変わるネオン管が立てられている。伝統的な潮州建築の特徴を取り入れており、繊細な木彫り細工、彩られた壁画など見どころは多い本堂内には主神である本頭公をはじめ、玄天上帝、観音菩薩、財神などが手厚く祀られている。厳かな雰囲気に飲み込まれ、さすがにここでははしゃいで撮影できなかった小さなな祠堂なので十数人ずつのグループで入場し、次のグループは外で列をなして待つ。見学時間は10分弱。待ち時間もだいたいそれくらい(ただし、週末はもっと長いかも?)地元コミュニティとの強力タッグから生まれる、AWAKENING SONGWATFriday(Time Out Bangkokの派生チーム)とバンコク都が主体となって育て上げてきたAWAKENING BANGKOKが大規模開催されるのに対して、AWAKENING SONGWATはFridayがソンワート通りのまちづくり団体「Made in Songwat」とのコラボで開催するイベント。そのため、地元のカフェ、店舗、倉庫、歴史的建造物との密着度が非常に高いのが特徴となっている。年末のメインイベントはエリアが広く、トゥクトゥク移動が推奨されるほどだけれど、ソンワート版は今年の場合、コンパクトなエリアで21のインスタレーションに凝縮されているので、ゆっくり歩いて巡るのにぴったりなサイズ感。とは言え、初のエリア特化型スピンオフとして開催した2025年から早くも10日間で約17万人が訪れ、去年の段階ですでに大盛況だった。今年はそれに輪をかけて盛り上がっているようなので、この機会にぜひ夜のソンワート散策デビューしてみてほしい。参加前に気を付けるべきことは、撮影で酷使するスマホのバッテリーをちゃんと充電しておくこと。それから結構歩き回るので、履きなれた靴でのお出かけがいいと思う。AWAKENING SONG WAT 2026開催期間: 2026年7月3日(金)〜7月12日(日)点灯時間: 18:30〜23:00入場料: 無料アクセス: MRTワット・マンコン(Wat Mangkon)駅から徒歩約5〜8分公式サイト:サイトからアカウント作成を求められるが、アカウントを作らなくても当記事のルートでは特に支障はないhttps://www.awakening-festival.com/AWAKENING運営母体のFBページ:https://www.facebook.com/Awakeningfestivals%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d3875.68827441106!2d100.50759458202464!3d13.73731319614124!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x30e2991f897014f3%253A0xde918560c62a2364!2sSong%2520Wat%2520Rd%252C%2520Khet%2520Samphanthawong%252C%2520Krung%2520Thep%2520Maha%2520Nakhon%252010100!5e0!3m2!1sja!2sth!4v1783605748134!5m2!1sja!2sth%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%3E%3C%2Fiframe%3Eバンコク旧市街特集ページは↑バナーをクリック!