いまバンコクで最もホットなリノベーションエリア・古き良き問屋街、ソンワート通り。お洒落なカフェやギャラリーが並ぶこのエリアで、アメカジ・古着好きなら絶対に外せないストリートブランド「RYLL & CO」のリアル店舗に注目したい。当ブランドは1940〜50年代のヴィンテージ・ハワイアンシャツへの造詣が深いオーナー、Kenjiさんが立ち上げたオリジナル・ブランドで、現地ヴィンテージ・ナイトマーケットなどで好事家たちの注目を集めて来た。近年ではデニムジャケット、リンガーTシャツなど、アメリカン・ワークウェアやヴィンテージ・アメカジに傾倒した品が増え、日本人の価値観とますますシンクロするラインナップを充実させている。さらに当店の魅力はブランド・デザインのインスピレーション元となる古着まで販売してくれるところ。アロハシャツ、アメカジ、古着などに目がない人ならバンコク旧市街散策のついでにぜひ立ち寄ってみたい秘密基地のような場所となっている。味わいのある両開きの木製扉から、すでに古き良きアメリカの香りが漂うソンワート通りの路地裏に佇む、どこか懐かしい佇まい近頃では「バンコクの裏原宿」とも呼ばれ、タイのストリートカルチャーの震源地として注目されるソンワート通りだが、RYLL & COの店舗の立地はその中でもとりわけ渋い。現地の食通たちがこの界隈に来たら必ず立ち寄るガチョウ煮込みの名店「ウライ・ブレイズド・グース」の脇のソイを入ったところにある。もうこの段階でどこか東京の下町っぽいというか、歴史ある街並みに溶け込んでいる感じが何となく粋でカッコいい。だいたいどこの街においても、いい古着屋とかいいレコード屋というのはこういう場所にさりげなく佇んでいるものだ。ブランド名とともに「CLOTHING & 2nd HAND」という文字が刻まれた看板に思わず笑みが漏れる。ブランドのルーツである古着をとても大切に扱っていることが早くも伝わって来るかのようだ。ガチョウ煮込みの名店「ウライ・ブレイズド・グース」の脇のソイを入って行くと、奥の方にカッコいい古着のディスプレイが目に留まる。ちなみにこの緑のアロハシャツは「RYLL & CO」の数年前の商品で、メドゥーサの柄が入っている。今や品薄状態の貴重な一着一歩足を踏み入れれば、そこは古き良きアメリカ両開きの扉を開けると、温かみのあるウッドパネルに囲まれた秘密基地のような空間が目の前に広がる。天井にはスポットライトが灯り、ヴィンテージのペナントや、アメリカ・日本から買い付けられたであろうこだわりのバンダナなど、オーナーのKenji氏の「好き」が凝縮されたインテリア。ちなみに当ブランド・オーナーのKenji氏はタイ人で、この名前はニックネームに当たるものなのだそう。この名前からも彼の日本カルチャーへの傾倒を窺い知ることができるが、それはこの後にお見せするオリジナル・アロハシャツの和柄などにも顕著に見られる。壁に掛かるヴィンテージペナントにアメカジ好きのムードがすでに漂う。どことなく日本の古着屋さんのようでもある。フレンドリーなスタッフの接客の影響もあり、とても居心地が良いヴィンテージ古着のハットやキャップ、バンダナもあれば、オリジナルのキャップもある。テーブルの左上にあるオリジナルの赤いオリジナル・キャップのデザインは日本人にも愛されそう。背後にある古着のシャツも勘所を押さえたセレクトとなっているクオリティとグラフィックに着目してほしい看板商品「アロハシャツ」店内側面にあるメインディスプレイには「RYLL&CO ALOHA SHIRTS」のネオンが輝いている。ここに並ぶアロハシャツこそブランドの真骨頂。伝統的なタトゥーカルチャーを想起させるイーグルのグラフィック(BORN TO FLY)や、おどろおどろしくも美しい和柄(般若・ひょっとこ、タイガー)など、力強いグラフィック・デザインがアロハシャツの上で躍動している。アメリカの伝説的タトゥーアーティストであるセーラー・ジェリー(Sailor Jerry)がハワイアンシャツのデザインを手掛けたように、タトゥーアートとアロハシャツは非常に親和性の高いジャンルだ。 Kenji氏の作品からは、彼自身が伝統的なアメリカン・トラディショナル・タトゥーや日本の和彫りカルチャーにどっぷりと浸かっていることがよくわかる。また、アロハシャツのクオリティを左右する最大のポイントの一つが前立て(ボタンを留める部分)や胸ポケットの柄合わせ(パターンマッチング)。 大量生産の安いシャツでは柄がズレてしまいがちだが、彼の作るシャツはポケットの柄に至るまでボディの総柄とぴったり重なるよう、生地を贅沢に使って裁断されている。こんなところにもヴィンテージアロハにインスパイアされた美学や職人気質が透けて見える。それにレーヨン生地のサラッとした着心地も最高だ。当ブランドのメイン商品であるアロハシャツ。価格は650~1150バーツ。サイズ展開はS, M, L, XL, 2XL, 3XL, 4XL, 5XLと幅広い。ケースの中を見ると、オールドスクール・タトゥー(セーラー・ジェリーなど)を彷彿とさせる力強いイーグルとレタリングの柄(左)、般若やひょっとこを大胆にモノトーンで描いた総柄シャツ(中央)、白い生地に躍動感のあるタイガーを描いたシャツ(右)が並んでいる。これらのグラフィックからは日本の伝統的な刺青や絵画への深いリスペクトを感じる。なお、ケースの下に吊り下げられたものもすべてオリジナルのアロハシャツだアロハシャツの細部をよく見ると、650バーツの品に至るまで作りが精巧だ。前立て部分や縫い付けられたポケットの部分でちゃんと柄が繋がっていることがよくわかる。木のボタンがさらにクオリティをワンランクアップ! サラッとしたレーヨン生地は、暑い夏にも最高の着心地をもたらしてくれるTシャツやワーク、タイ・ローカルを落とし込んだアイテムたち近年ではアロハシャツだけでなく、オリジナルのグラフィックTシャツ(カウボーイやキャラクターのリンガーTシャツ)や、骨太なデニム・ワークウェアなど、タイのローカル・カルチャーとアメカジを融合させたエッジの効いたアイテムも充実してきた。下の写真には写り込んでいないが、2026年のソンクラーン(タイ正月)シーズンには水かけ祭りを想起させる柄のリンガーTシャツが好評を博した。70〜80年代のアメカジカルチャーの象徴であり、ポップなロゴやカレッジデザインがマッチするリンガーTシャツ。ブランドのオリジナルキャラクターを胸に配し、これがとてもキュートと評判。襟と袖のパイピングの色は黒、青、赤の三色展開。その背後にちらっと見えているピンストライブのワークウェアなど、アメカジ感あふれるオリジナル・アイテムがいっぱいもちろん古着も充実当店のおもしろさは、Kenji氏の価値観を形作ってきた古着が陳列されているところにもある。自分が影響を受けてきたカルチャーについて正直にすべてを見せてくれるクリエイターはとても信用できるものだ。彼の価値観をよく理解したうえでオリジナル商品に向き合ってみると、何かまた新たな発見もあるかもしれない。もちろんこれらの古着類も販売しているので、気になるアイテムがあれば店内スタッフに気軽に声をかけてみよう。日本のストリートファッション界のレジェンド、NIGO氏が手掛ける「HUMAN MADE」のアイテムや、アメリカの老舗ワークウェアブランド「Carhartt」のアイコニックなブラウンのダック地ジャケット、色落ちやアタリが美しく出た「Levi's(リーバイス)」のジーンズなどイギリスの国民的ロックバンド「Oasis」のロゴが胸に大胆に入ったアディダスのヴィンテージ・ゲームシャツ、ベトナム戦争時代に米軍や南ベトナム軍が使用していたことで知られるクラシックなタイガーストライプのミリタリーシャツ、ヴィンテージのメガネフレームなど古着とオリジナルアイテムが絶妙なバランスで並ぶ店内。「RYLL & CO」のブランドが掲げる世界観にドップリ浸ってみて!RYLL & CO CLOTHING & 2nd hand vintage shop361 Thanon Yaowaphanit, Samphanthawong, Bangkok 10100最寄り駅は、地下鉄ワット・マンコーン(Wat Mangkon)駅OPEN: 11:00-19:00 Dailyhttps://www.instagram.com/ryll_and_co/%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d3875.670126823338!2d100.5051983106687!3d13.738410586596363!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x30e299001bc64ea9%253A0x12b85ce411e2369e!2sRYLL%2526CO%2520CLOTHING%2520%2526%25202nd%2520hand%2520vintage%2520shop!5e0!3m2!1sja!2sth!4v1782133389024!5m2!1sja!2sth%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3Eバンコク旧市街特集ページは↑バナーをクリック!