2026年のバレンタインが近付いてきた。「誰かのため」だけでなく、「ストーリーのある最高の一粒」を自分のために選ぶのが今の時代の空気にマッチしているように思う。バンコク・サトーンに本店を構える「ガートココア(Kad Kokoa)」は元弁護士夫妻がタイ産カカオのポテンシャルを信じて立ち上げた、タイを代表するBean-to-Bar(ビーン・トゥ・バー)ブランド。タイ産カカオは産地ごとの個性が豊かで、一歩足を踏み入れてみると想像以上に奥深いストーリー性を感じる世界観を持っている。今や東京・両国にも実店舗を持つグローバル・ブランドであり、関わる人々を次々と幸せにするような、そんな不思議な魅力を湛えたガートココア。タイ滞在中にぜひ出会っておくべき特別な品々をご紹介してみたい。1. タイ国内産地は個性豊か。シングルオリジン・タブレットのテロワールガートココアの特徴を存分に味わいたいなら、まずはタイ国内の産地ごとに異なるカカオの個性を引き出した「シングルオリジン」を試してみよう。サトーン本店のカウンター脇にはテイスティング・コーナーが設けられていて、こちらで自分の舌でカカオチップを確かめながら好みの産地を見つけ出す作業が楽しい。ガートココアが提供するタイの4つの産地のカカオチェンマイ (Chiang Mai): はちみつのような甘みと、大地を感じるアーシーな香りが特徴のエレガントな味わい。チャンタブリー (Chantaburi): トロピカルフルーツのような明るくジューシーな酸味が楽しめる。チュンポーン (Chumphon): ナッツや焼きたてのパンのような香ばしさがあり、カカオ感が強いクラシックなタイプ。プラチュアップキリカン (Prachuap Khiri Khan): レモンのようなキレのある酸味と、ほのかなスモーキーさが重なる複雑な味わい。余談だが、ウイスキーと一緒にチョコレートを楽しみたい本稿筆者はこの産地の品が特にお気に入り。自分好みの産地が把握できた後は、その産地のタブレット・チョコレートを購入してみよう。中でも定番はカカオ70%のシングルオリジンで、産地ごとのカカオの特徴を最もストレートに味わえるのがタブレットの良さだと思う。国際的なチョコレートアワード(ICAやAVPA)を受賞している品もあり、品質は堂々たる世界基準だ。使用される砂糖や副材料は可能な限りタイ国内のオーガニックにこだわっていて、タイ現地の健康志向の美食家たちからも高く評価されている。これからますますタイのお土産として喜ばれるアイテムとなりそうだ。2. 宝石のような一粒:タイ土産にうれしいボンボンショコラの世界自分好みの一品を探すのがタブレットの魅力だとしたら、友人知人へのギフトに使いやすいのが、手作業で美しく色付けされたボンボンショコラだ。もちろんボンボンショコラにもタイ産カカオの個性は詰まっているが、自分好みのシングルオリジン・タブレットを探るストイックな作業とは異なり、見た目の美しさも相まって他人を楽しませるサービス精神を感じる品々が並ぶ。ガートココアのボンボンショコラのおススメ・ポイントタイならではのフレーバー: 「塩タマリンド」や「タイティー」など、タイの素材を活かした独創的なフレーバーが揃う。品質へのこだわり: タイ産のオーガニックな副材料を使用し、カカオ本来の香りを活かすため、甘さは控えめに仕上げられている。価格帯: 1粒約80バーツ少々から購入可能で、6個入りや15個入りの美しいギフトボックスが用意されている。バレンタインギフトに使いやすい。3. カフェで体験する究極のチョコレートドリンクサトーン本店などのカフェスペースを備えた実店舗では、ここでしか味わえないクリエイティブなドリンクを楽しめる。カカオの産地を選べる定番のホットチョコレートや、オレンジの香りを加えた濃厚で爽やかな冷たいチョコレートドリンク「Chocolate Orange Blossom」など、おススメは数限りなく存在する。そんな中、今回の取材で選んでみたのが現在タイ国内で流行中のタイティーを活かした一杯。写真のタイティー・チョコレート・ドリンクは、複数のタイ産素材を融合させたとてもクリエイティブな一杯で、下層に濃厚なチョコレート、中層にミルク、上層にタイティーを重ねた美しいグラデーションが特徴的だ。トップにシナモンスティックが添えられて、タイティー特有の甘い香りとカカオの相性をさらに高めている。4. 言葉の壁を越える「グローバル・ホスピタリティ」の魅力サトーン本店を訪れて何より驚かされたのは、スタッフのホスピタリティの高さ。本稿筆者が訪れた際はミャンマー出身の女性マネージャーが対応してくれたのだが、彼女の英語によるテロワール解説はとても洗練されていて、カカオの一粒一粒に込められた物語が鮮明に伝わってきた。聞けば、当ブランドではタイ国内のみならず近隣諸国からも優秀な人材を登用し、専門性の高いポジションに配置しているそうだ。このダイバーシティ(多様性)を活かした運営こそが、ガートココアが「タイの誇り」を世界に発信する上での強固な武器になっていると感じた。言語の不安なく、これほど深くカカオの世界に没入できる体験はバンコクでも唯一無二と言えそうだ。5. サトーン本店:チェンマイを感じる隠れ家のような一軒家カフェサトーンエリアにある本店は、築30年以上の一軒家を改装した温かみのある空間に仕立てられている。インテリアにはチェンマイから運んだ古材を使用し、ゆったりとした時間を過ごせると評判だ。なお、サトーン本店が少々遠いと思われる方には、ランスワンのVelaa Sindhorn Village内の店舗(カフェも併設)や、One Bangkok内の三越でもチョコレートを購入することができる。今年のバレンタインは、タイの豊かな土壌が育んだガートココアのチョコレートで特別なひとときを過ごしてみるのはいかがだろうか。ガートココア・サトーン本店(Kad Kokoa-Thai Craft Chocolate Cafe)1076 Soi Naradhiwas Rajanagarindra 17, Thung Maha Mek, Sathon, Bangkok 10120最寄り駅は、BRTアーカン・ソンクロ(Arkhan Songkhro)駅OPEN: 9:00-18:00 Daily※ガートココアは「Velaa Sindhorn Village」内にも支店アリ!https://kadkokoa.co/%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d3876.0547693294457!2d100.53704440000003!3d13.715132699999996!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x30e29ffe5ee4ca45%253A0x35c42babddc0ab70!2z44Ks44O844OI44Kz44Kz44KiIC0g44K_44Kk44Kv44Op44OV44OI44OB44On44Kz44Os44O844OI44Kr44OV44Kn!5e0!3m2!1sja!2sth!4v1770127069553!5m2!1sja!2sth%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3E