東北部、南部、中華系、海鮮――。タイ料理なら何でも揃うサボイレストランのメニューから、今月はクア・クリン/南部風そぼろ炒め(คั่วกลิ้ง)をご紹介。クア・クリン/南部風そぼろ炒め【คั่วกลิ้ง】タイ南部の代表的な料理として、しばしば名前が挙がるもののひとつがクア・クリンです。しっかりとした辛味とそぼろ状のドライな仕上がりが印象的な肉料理で、南部の人々の暮らしの中で長く親しまれてきました。この料理がいつ生まれたのかを示すはっきりした記録は残っていませんが、名称については調理の様子から生まれたと語られることが多くあります。肉とカレーペーストを鍋で炒りつけ、水分が飛んで具材が転がるような状態になることから、「煎る(คั่ว/クア)」という意味の言葉と「転がる(กลิ้ง/クリン)」という意味の言葉が結びついたというのが定説です。クア・クリンの魅力を形づくるのは、南部らしい香り豊かなカレーペーストです。黒胡椒や唐辛子の力強い辛味に加え、ガランガルやレモングラス、こぶみかんの皮、ニンニク、そしてターメリックと発酵エビペーストのガピが重なり合い、深みのある味わいを生み出します。これらの素材は風味を豊かにするだけでなく、古くから食材の持ちをよくする働きがあるとも考えられてきました。さらに水分を飛ばしながら仕上げる調理法そのものが、暑い気候の中で料理を美味しく保つための工夫として受け継がれてきたともいわれています。調理の際の小さな工夫としてよく知られているのが、レモングラスやこぶみかんの葉を二度に分けて加える方法です。最初に加える分は香りを全体に行き渡らせるため、仕上げに加える分は爽やかな香りを立ち上がらせるために使われます。このひと手間によって、ドライな料理でありながら香りの層が生まれ、より奥行きのある味わいになります。クア・クリンは牛肉や豚肉、鶏肉などさまざまな素材で作られ、熱々のごはんだけでなく、きゅうりやナガササゲなどの新鮮な野菜を添えて食べ進めるのもおすすめの楽しみ方です。肉をじっくり加熱して旨みを凝縮させるという点では、中部タイの古い料理書に見られる「เนื้อคั่ว(ヌア・クア)」のような肉料理や、東南アジアで広く親しまれているルンダンと通じる部分があるともいわれます。地域によって仕上がりの乾き具合や調理の手順には違いがありますが、素材の味をしっかり引き出し、保存性も高めながら完成度の高い一皿に仕上げるという点には共通するものがあります。こうした共通点から、クア・クリンは南部ならではの料理でありながら、交易や文化の交流の中で育まれてきた東南アジアの食文化の広がりを感じさせる料理でもあります。現在ではタイ各地で親しまれる料理となったクア・クリンですが、その背景には、香辛料の香りを活かしながら食卓を楽しむ南部の人々の感覚が息づいています。固定された形にとどまらず、暮らしとともに変化し続けてきた点もまた、この料理そしてタイ料理の魅力のひとつといえるでしょう。サボイ × チャオプラヤー・タイムズの特別割引(お食事代10% Off)実施中!①サボイ公式ライン「Savoey Restaurant」に登録。②登録後「Chaophraya」とメッセージを送ると、サボイでのお食事代が10% Off(4店舗全店で利用可)になるメッセージが返信されます。③サボイでのお食事代清算前に②で送られてきたメッセージを店員に提示してください。※上記割引は1,000バーツ以上のお食事代にのみ適用されます。※ドリンク、アルコール代は割引対象外です。サボイはバンコク都内に4店舗!スクンビット26(下地図)、アソーク「ターミナル21」5F、チットロム「マーキュリーヴィレ」2F、王宮エリアの川沿い「ターマハーラート」%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m14!1m8!1m3!1d15503.883707434572!2d100.56806700000001!3d13.720210000000002!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x30e29f05c5f6c077%253A0x91d644a8c6d0ab4b!2z44K144Oc44KkIOODrOOCueODiOODqeODsw!5e0!3m2!1sja!2sth!4v1769921233078!5m2!1sja!2sth%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3Eサボイシーフード・チットロム店新装オープン記事は↑バナーをクリック!