1925年に国王ラマ6世(ワチラウット王)によって設立されたタイで最初の公立公園、それがルンピニー公園だ。園名はネパール南部にある仏陀生誕の地、ルンピニーに由来する。もともとタイの産物を展示する博覧会の会場として設けられた場が会期終了後も市民の憩いの場として残され、現在も多くの人々から愛される都会のオアシスとなっている。地下鉄シーロム駅、ルンピニー駅と接していて、BTSサラデーン駅、ラーチャダムリ駅も徒歩圏内。池の周辺で目にするミズオオトカゲはまるで公園の主のような存在で、その池の中で利用できるペダル式のダックボートやスワンボート、およびカヤックも大変人気がある。外周約2.5Kmのランニングコースには、朝夕に多くの市民ランナーたちが詰めかけ、バンコクに数ある公園の中でも特に利用者の多い公園である。ルンピニー公園の南西角。地下鉄シーロム駅付近の公園入口にはラマ6世王の銅像が建っている。朝夕は大勢の市民ランナーたちがルンピニー公園で汗を流す。ルンピニー公園へのアクセスルンピニー公園へのアクセスには地下鉄MRTが便利。シーロム駅が園の南西角、ルンピニー公園駅が南東角に接している。地下鉄シーロム駅の近くにはBTSサラデーン駅もあり、またその一駅北にあるラーチャダムリ駅も徒歩圏内だ。地下鉄シーロム駅で下車する場合、①番出口を利用するのが便利。ルンピニー公園(Lumpini Park)最寄り駅は、地下鉄シーロム(Silom)駅、ルンピニー公園(Lumpini)駅、あるいはBTSサラデーン(Sala Daeng)駅OPEN: 4:30-21:00 Daily%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d3875.785572433288!2d100.53912347584865!3d13.731428086658312!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x30e29f26ed4bb01b%253A0xac01b20801f96936!2z44Or44Oz44OU44OL44O85YWs5ZyS!5e0!3m2!1sja!2sth!4v1773133151727!5m2!1sja!2sth%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3E公園内のランニングコースとサイクリングコースルンピニー公園を取り巻くシーロムエリアはバンコクきってのビジネス街としての顔を持つ。ビジネスビルの他、高級コンドミニアムも多く、近隣住民や仕事終わりのビジネスパーソンが外周約2.5Kmのランニングコースで汗を流す姿を多く目にする。なお、当園のランニングコースには自転車専用レーンが独立して設けられ、サイクリングが許可されている時間は10:00〜15:00に限定されている。ランニング客とサイクリング客が接触しないための配慮であり、自転車利用者は朝夕にランニング客が増える時間帯には園内に乗り入れできない。写真の左側が園内に設けられた自転車専用レーン。自転車がこのレーンに乗り入れることができるのは毎日10:00〜15:00に限定されている。ルンピニー公園からベンチャキット公園までを繋ぐ空中歩道「グリーンブリッジ」もランナーに人気上記の園内ランニングコース、サイクリングコースに加え、園の北東角から延伸された空中歩道「グリーンブリッジ(Green Bridge)」を利用すると、ルンピニー公園からベンチャキット公園までの約1マイル(1.6Km)を信号などに妨げられることなく快適に走り抜けることができる。このグリーンマイルは2026年3月現在まだ改装工事中だが、大部分は開通しており、すでに多くの市民ランナー達から愛される存在となっている。ルンピニー公園の北東の端から延びるグリーンブリッジを利用すると、スカイウォークでベンチャキット公園までたどり着くことができる。グリーンブリッジは上写真のような空中歩道で、バンコクの古き良き下町の民家スレスレの場所を駆け抜けることができる。【関連記事】グリーンブリッジ、ルンピニー公園側に延長!バンコクのハイラインを目指す夢の遊歩道ルンピニー公園内のダックボート、スワンボート、カヤックは無料で利用可現在バンコク都の施策により、ルンピニー公園内の池の中で利用できるダックボートとスワンボート、カヤックは無料となっている。以前は有料だったが、市民の健康増進と観光客へのレクリエーションを目的とする無料化施策が採択され、私たち外国人も無料で利用できる。ただし営業時間は限られており、毎日9:00 〜 18:00 頃まで。公園南西側のラマ6世銅像から入ってすぐの場所にある大きな池に専用の乗り場がある。乗船時間は一組当たり約30分。利用の際には受付で氏名を記帳する。その場で貸し出されるライフジャケットは必ず着用しよう。上写真のようなペダル式ボートなら、小さな子どもたちにも利用しやすい(要保護者同伴)。2026年3月上旬には人気漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の実写化ドラマ作品第2シーズンの公開を記念して、期間限定で同作の海賊船をモチーフとしたペダルボートのイベントが開催された。公園を彩る季節ごとの花3~4月頃は公園内にタイの国花「ラーチャプルック(Ratchaphruek)」(別名:ゴールデンシャワー)が咲き誇り、散歩やジョギングをする来訪者たちの目を楽しませてくれる。園内を彩る植物も季節の移ろいを感じさせてくれる貴重な存在だ。タイの国花ラーチャプルック、別名ゴールデンシャワー。ルンピニー公園の主、ミズオオトカゲ(通称:バンコク・ドラゴン)植物の他、特に近年人気が上昇しているのが当園の池の主こと、ミズオオトカゲ(サルバトールモニター)だ。ルンピニー公園を訪れれば季節を問わず必ず目にする生物で、写真のように池の畔で発見することもあれば、ボート遊びの最中に池の中を泳ぐ姿を目の当たりにすることもある。もともとミズオオトカゲの正式なタイ語名は「ヒア(เหี้ย)」といい、タイで最大級の蔑称を意味する。長らく不吉な存在として君臨してきたのだが、「トゥア・グン・トゥア・トーン(銀の体、金の体)」と呼び変えられることにより、意味が真逆に書き換えられ、縁起の良い生物としてありがたがる人々も出てきた。さらに近年では、「バンコク・ドラゴン」の通称で外国人観光客たちからも愛されている。ルンピニー公園内にあるミズオオトカゲ像。ここで記念撮影をする人々も多い。ミズオオトカゲは驚いた瞬間に噛みついてきたり、こちらに危害を加えることもあるので、念のためご注意を。のっそりとした動きの生物だと思っていたら、急に機敏に動きだしたりする他、木登りに長けていたりもするので、あまり甘く見ない方がいい。以下にいくつか注意点や生物的特徴を列挙する。生態系における役割生態系において「捕食者」と「スカベンジャー(掃除屋)」の両方の役割を担っている。小型動物の個体数を調節するほか、動物の死骸を食べることで細菌の繁殖や病気の蔓延を防ぎ、環境の浄化に貢献する。食性何でも食べる肉食性。ミミズ、ムカデ、鳥、鶏、カエル、魚、カメ、ヘビ、ネズミなど、口に入るサイズの様々な小動物を捕食する。行動的特徴脅威を感じると、尾を武器として振り回したり、噛み付いたりして身を守る。水辺の環境に高度に適応しており、泳ぎや潜水が得意。木登りも非常に巧み。保護動物に指定されているタイの「野生動物保護及び保護法 B.E. 2562 (2019)」に基づき、保護動物に指定されており、許可なく飼育や繁殖を行うことは禁じられている。