タイのカフェ業界でその名を知らない者はいない「ピムおばさん」の店、「マザー・ロースター(Mother Roaster)」。フアランポーン駅近くのマハプルッタラーム通り(Mahaphruttharam Road)の一角でわずか2脚のスツールから始まったコーヒースタンドがやがてタラートノーイの店舗で大ブレイクし、今やバンコク市内に数店舗を構えるカフェ・ブランドとなっている。そのマザー・ロースターが満を持して、2026年にカフェ激戦区のソンワート通りに新店舗を開店した。タイ国産と外国産の豆の選択肢が豊かで、頼りになるバリスタが在店する。この特長は従来店舗と変わらない。シンプルに実力で勝負する姿勢が評判を呼び、早くもコーヒー好きの常連客が付き始めている当店。白を基調としたミニマルなインテリアはタラートノーイの店舗ともまた異なるカラーを放っていた。タイ産コーヒー豆の特徴が一目瞭然。オーダー用のシートを活用しようマザー・ロースターの特徴と言えば、創業者のピムおばさんがもたらした研究熱心な姿勢。定年退職後、彼女が70代になってから始めたカフェでここまでの成功を収めたのは、コーヒー豆や抽出方法への豊かな知識によるところが大きい。今回はシンプルにアメリカンコーヒーのホットをオーダーすることとして、せっかくなのでタイ産のコーヒー豆をおススメしてもらうことにした。そこで大いに参考になるのが下写真のオーダー用シートだ。左半分がタイ産のコーヒー豆で、右側に海外から輸入された豆の銘柄が並んでいる。「タイらしくちょっとした酸味とフルーティな味わいを、ホットでスッキリと楽しめるもの」と希望したところ、バリスタがセレクトしてくれたのは、ランパーン産「CHAE SON」のウォッシュド・プロセスだった。ちなみにこれらの豆は店内でパックして販売もされている。ブラックティーのようにスッキリとした味わいのコーヒーが新鮮!そして、オーダーから待つこと3分少々。手元に差し出されたのが下画像のシンプルな一杯。ブラックコーヒーのようにスッキリとした味わいの中に、プルーンのように控えめな酸味がキリッとした印象を残す一杯だった(120バーツ)。あえて精製過程がクリーンなウォッシュドを選んでもらったのも正解。訪店したのがすでに午後3時を回っていたこともあり、あまり重いコーヒーを飲む気分でもなかったので、これくらい軽く飲めるのがちょうど良かった。お湯の温度も適切で、少しぬるくなってからほのかな甘みが顔をのぞかせるところも含め、きちんと計算された一杯だと感じる。今回はこのようにストイックに豆の特徴を吟味するスタイルとなったが、当店には華やかなメニューもいろいろあるので、そういったコーヒーをお好みの方にもご安心いただきたい。豆に対する研究熱心さはそのまま抽出方法にも向けられていて、多種多彩なコーヒーへの対応も可能としている。奇をてらうことなく、シンプルに通いたくなる店マザー・ロースターと言えば、タラートノーイ店に見られるようにアンティーク調のインテリアの印象が強いが、当店のインテリアはそれとは対照的に極めてシンプル。奇をてらったところがなく、落ち着いてふだん使いしたくなる硬派なカフェだ。表通りに面したファサードは、薄いミント色のシャッターがソンワート通りの古いショップハウスらしさを醸し出し、この古い街並みへの溶け込み方も上品で好印象。ついつい通いたくなるカフェとは、こんなカフェなのかもしれない。こういう店には末永く残り続けてもらいたい。マザー・ロースター(Mother Roaster Songwat)ソンワート通り店931 Song Wat Rd, Samphanthawong, Bangkok 10100最寄り駅は、地下鉄ワット・マンコーン(Wat Mangkon)駅OPEN: 10:00-17:00 Mon-Fri, 9:00-17:00 Sat-Sunhttps://www.facebook.com/motherroaster%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d5587.566334638376!2d100.50753091352479!3d13.738982345484336!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x30e2992351436d53%253A0xb232e75fe5e0a65f!2sMother%2520Roaster%2520Songwat!5e0!3m2!1sja!2sth!4v1771723529912!5m2!1sja!2sth%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3Eバンコク旧市街特集ページは↑バナーをクリック!