【バンコク子育てのお悩み】小学校6年生の子どもを日本人学校に通わせています。高学年に上がってから、こちらの学習塾にも通っているのですが、苦手としている算数の成績が伸びていません。授業の難易度が上がって行く中で、そう易々と目に見える形で成績が上がるものではないと説明を受けていますが、そんなものでしょうか? 夏休みを無駄にしたくないので、今の勉強に効果があるのかだけでも、せめて知りたいです。【回答】お子様がどこでつまずいているか? 学習プロセスの中から見えてきます。苦手教科の成績が伸びない原因として考えられるものはおそらく一つということはなく、いくつも要素がからんでいることが多いですが、算数の場合はおおむね、①各単元の学習内容の理解不足②各単元の学習内容の定着不足③応用問題の演習・理解不足④入試形式の演習・理解不足のどれかにあてはまることが多いかと思います。小5の最大公約数を例に挙げると、①まずは最大公約数とはどんなものかを理解し、②どうやって最大公約数を求めるのかを知り、③どんなことを聞かれたときに最大公約数の考え方を使えばよいかを知り、④入試形式の問題で、この問題は最大公約数を求めれば解ける、などの取捨選択ができるようになれば、得点しやすくなるということです。①~④のうちのどこの部分でつまずいているのかを見つけることができれば、適切な対処が取りやすくなります。逆にただ何となく全体的に対処しているだけでは、時間ばかりかかり効率よく効果的に問題を解消することが難しくなります。また、①②ができていないのに、③④ばかりやっても、結果には結びつきにくくなってしまいます。ではどうやってつまずきを見つければいいか? こうすればよい、という普遍的なやり方があるわけではありませんが、算数・数学に関して言えば、お子様がどのように取り組んでいるかをよく見ると分かることが多いです。算数・数学の問題を頭の中だけで考えて解くことは難しく、問題用紙の隅やノートなどに途中の計算や考え方を書きながら進めることが多いはずです。その途中で何を書いているか、解答を導くのに正しい方向に進めているか、あるいは、それ以前に計算などの基礎学力から怪しい、というケースも考えられます。学校の授業でも塾の授業でも、それを活かすことができる度合いは人によって大きく異なります。長く塾の先生をやっていると、たとえば生徒のノートを見ることなどによって、その生徒にとって本当に価値のある学習になっているかどうかが分かることが多いです。先生が伝えたことを理解しながら書いているのか、授業で先生が書いたことをただ写しているだけなのか、問題を解いて間違えた問題は正しい答えを書いて終わりにしていないか、意味のあるやり直しができているか、などさまざまなことを感じます。もちろん年齢によりどこまでできるかは様々ではありますが、学んだことを自分の力にするために行うべきやり方を伝えています。どうしても不安なようでしたら、お子様のノートなどをお持ちくだされば、私が拝見して感じたことをお伝えすることもできます。今後の学習のアドバイスなども差し上げられればと思います。インターの方は夏休み真っただ中、日本人学校の方も来月には夏休みを迎えます。楽しいことだけではなく、学習面でも充実した夏になるお手伝いができれば幸いです。タイ・海外教育のお悩み解決ガイド(当連載のまとめページ)