バンコク旧市街のソンワート通り。地元の若者たちや海外からの観光客でにぎわうこの通りから一本奥へ入った路地裏に、タイ北部の陶芸クリエイターの作品を集めたセレクトショップがオープンした。その名も「ソンワート・ステーション(Song Wat Station)」。経営するのはチェンマイ県チェンダオ郡出身の双子の姉妹だ。彼女たち自身もサボテン栽培と植木鉢の制作を手掛けるアーティストで、バンコクのシーナカリンで「バーン・アンド・ファーム(BARN AND FARM)」というブランドをすでに経営している。そして、そのブランド・アイデンティティを伝える拠点を探していた彼女たちが偶然出会ったのが、ソンワート通りの古い穀物倉庫だった。もとは薄暗い倉庫だったそうだが、通り側の壁に大きな窓を据え付け、自然光の差し込む趣あるギャラリーが完成した。夕方、表通りの提灯に火が点る時間帯に訪れると、オレンジ色の温かい光が陶芸作品に陰影を与え、そちらもまた乙なもの。陶芸やハンドクラフトが好きな者を、いつまでも飽きさせない空間に仕上がっている。ソンワート・ステーション店内から、ガラス窓越しに趣深い路地裏の景色が見える。タイ財閥企業の原点となった穀物倉庫。その歴史の痕跡をあえて残すリノベーションソンワート通り界隈の人気店には、味のある古い建築物を魅力的にリノベーションした店舗が多い。当店、ソンワート・ステーションはこの街の精神的支柱である神社、ラオプーンタオゴンの脇道にあり、この立地からすでに風格が漂う。聞けば、当店のもととなった穀物倉庫とは、タイ財閥企業「CPグループ」の原点に当たる種子・農業用品企業「チアタイ(Chia Tai)」のものだったのだそう。柱や天井に見える木造の骨組み、質感のある壁のコンクリートをなるべく残し、歴史的価値を損なわない見事なリノベーションが施されている。店内を彩る陶芸作品のみならず、この建築も大きな見どころだ。ランプの灯りが店内を温かく照らし出す夕刻の空気も抒情的。タイ北部への愛着から生まれた、気鋭クリエイターのネットワークもともと彼女たちが手掛けていた素焼きの植木鉢はサイズの大きな品が多く、シーナカリンの店舗では取り扱いやすかったものの、ソンワート通りでは買い物客が持ち帰りに困るケースも散見された。そこで、当店ではより持ち運びやすい小さなサイズの作品を中心に扱うようになり、やがてタイ北部の窯元やアーティストとのコラボレーションへと繋がって行くこととなった。彼女たち自身が長らく創作活動に従事して来た身であり、他のアーティストたちへの敬意が高い。ソンワート・ステーションは単なるお店、ギャラリーではなく、彼女たちと同じ情熱を持つ人々をサポートし、そうしたクラフトマンシップから生まれる作品をより多くの人々に見てもらうための場所となりつつある。特別な人へのお土産に。個性豊かな陶器、テキスタイル、シルバーアクセサリー論より証拠。以下に店内の様子を撮影した画像を何点かアップする。陶器に限らず、シルバーアクセサリーやテキスタイル商品、手編みのバッグなど一つ一つが特別なアイテム。この世に二つとして同じものが存在しない、自分だけのお気に入りを探しにぜひ足を運んでみてほしい。ソンワート・ステーション(Song Wat Station)121, 123 Trok Chaiyaphum, Chakkrawat, Samphanthawong, Bangkok 10100最寄り駅は、地下鉄ワット・マンコーン(Wat Mangkon)駅OPEN: 10:00-19:00 (Closed on Mon)https://www.instagram.com/songwatstation/%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d968.9160116980164!2d100.50561645829093!3d13.738778228813214!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x30e299929b551efb%253A0x7b546ea264790497!2sSong%2520Wat%2520Station%2520(Things%2520made%2520by%2520hand)!5e0!3m2!1sja!2sth!4v1777499353049!5m2!1sja!2sth%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3Eバンコク旧市街特集ページは↑バナーをクリック!