【セクション5&6】バンコクの巨大マーケット、チャトチャック・ウィークエンド・マーケットには古着を扱う一画がある。古着の買い付けに慣れた人であれば、玉石混交の商品群からお宝ヴィンテージを見つける脈がまだ残っている場所だ。市場の中のセクション5と6、大半の店が土日にのみ営業している。この広大な古着売場では、あまりにも雑多な品が扱われているので、何の案内もなく突入すると徒労だけが残ることにもなりがちだ。当記事では安心して利用できる店を具体的に紹介しつつ、効率の良い古着ショッピングをアシストしたい。チャトチャック市場の古着エリア「セクション5&6」の特徴チャトチャック市場内で古着を主に扱っているのは地図上にピンク色で示したセクション5と6のゾーンだ。市場内にはこの他にも古着を扱っている店が点在しているが、そちらは少数で、主だった古着店はほぼセクション5と6に集中している。ミリタリーウェアについてはこのゾーン外にも集中して販売されている場所があるのだが、そちらは特にヴィンテージ品の売場というわけではなく、現地で実用されている軍の備品が流れてきたような趣きが強い。そちらはそちらで関心を示す好事家がいそうだとは思いつつも、昨今の古着ブームの中でお宝アイテムとされるような物はほぼ見付からないゾーンなので、本稿では取り扱わないこととする。なおバンコク市内には、チャトチャック市場以外にも古着マーケットが数多く存在するのだが、ここの古着売場の特徴は真贋の見極めがややむずかしい点にある。きちんと本物のヴィンテージをそろえている店もあれば、リーバイス・デニムなどのヴィンテージ偽造品を扱う店もあり、そこが把握できていないとせっかくのタイでの古着探しで後悔することとなる。知っておきたい!ヴィンテージ偽造品のリスクと注意点たとえば、ヴィンテージ・リーバイス・デニムの偽造品を扱っている店では「501XX」「レッドタブ」「Big E」「革パッチ」といった、いかにもヴィンテージな特徴を持つパンツの美品がやたらと多く店内に飾られている。見る人が見れば「こんな品ぞろえはまずありえない」とわかるものだが、店員に招かれるまま試着しているうちに偽造品をつかまされたというケースも多い。筆者は好奇心でこのリーバイス・デニム偽造品を試着してみたことがあるのだが、穿き心地は本物とはほど遠く、かなりゴワゴワしていた。リーバイス・デニムの他、偽造品で多いのは昨今人気のヴィンテージTシャツ。特にここ数年、ロックTシャツの値段が高騰しているトレンドを受け、ヴィンテージ加工を掛けて古く見せかけたTシャツを売っているケースが散見される。ヴィンテージ加工技術は近年かなり向上し、さらにタグなども精巧に作られているので、日本に持ち帰って販売する業者も多いようだ。こういったヴィンテージ“風”Tシャツは基本的に価格が500~700バーツくらいに抑えられている。販売目的ではなく個人使用に限定すれば、出来の良い“ブートレグ”的なアイテムと割り切って買うのもアリとすべきか……。現役で活動していないバンドのブートレグ・ロックTシャツなどであれば購入の罪悪感が薄れたりもするが、著作権・商標権を侵害していることは理解しておこう。以上のような特徴を考慮すると、チャトチャック市場はヴィンテージ古着探しにおいてやや難易度の高い場所とも言えるのだが、その一方で思わぬ掘り出し物が比較的安価で買えるチャンスもまだ眠っている。現地通が教える!チャトチャックのおすすめ古着ショップ7選チャトチャック・ウィークエンド・マーケットにおいても、きちんとした古着を探すなら、不自然なほど安く販売しているお店はまず避けて、ある程度適正な価格で商売している店の中から好みの店を探すべきように思う。昔とは異なり、日本で買うよりも格段に安く買えるという時代は残念ながら終わりつつある。それでも、ミリタリー古着などは特に日本だと見つけることさえ困難な品に出会えることもあり、一度良品を入手できたお店のことをきちんと覚えておいて、そういったお店と長く付き合うのがコツと言えそうだ。年々その確率は低くなっているが、大当たりの品を見つけられる可能性もまだあるにはある。以下、チャトチャック市場のそばに住む筆者が、ほぼ毎週末通う中で懇意にしたいと思える古着ショップ7店を具体的に紹介する。TORN's MILITARY(ミリタリー専門)Chatuchak Market Section 5, Soi 54/1OPEN: 8:00-20:00 (Sat, Sun)米系ミリタリー古着を探すなら、まずこの店へ。ミリタリージャケットもミリタリーシャツもパンツ類も安定した品ぞろえ。店主のTORNさんの買い付けにより、近年なかなか美品を探すことが困難になって来たM-65フィールドジャケットなども、この店であれば見付かる可能性が高い。まとめ買いなどの相談にも、ある程度応じてくれる。SNEAKER LOSER(スニーカーとTシャツ)Chatuchak Market Section 5, Soi 54/1OPEN: 9:00-20:00 (Sat, Sun)TORN's MILITARYのすぐ真向かいで、ヴィンテージTシャツとアメリカ製コンバース・スニーカーを扱っている古着店。ヴィンテージのロックTシャツは数千バーツ、数万バーツの品が並ぶが、きちんと本物のヴィンテージ品を扱ってくれているので安心。HARLEY & VINTAGE(ハーレーダビットソンTシャツ)Chatuchak Market Section 5, Soi 54/1OPEN: 10:00-18:30 (Sat, Sun)アパレル・ブランドとしても100年以上の歴史を持つハーレーダビッドソン。1980年代ごろのヴィンテージとして、近年高い人気を誇るハーレーダビッドソンのグラフィックTシャツは、お値段5,000バーツくらいから数万バーツのお宝も見つかる。その他、850バーツで買えるアメリカン古着Tシャツも見逃せない。MILITARY SHOP(店名ナシ/ミリタリー専門)Chatuchak Market Section 5, Soi 57/3OPEN: 10:00-18:00 (Sat, Sun)市場内の角地にあり、見つけやすいミリタリー専門店。ジャケットやコートなどのアウター、そしてカーゴ、チノパンなどミリタリーパンツも充実している。他の市場で買えばもっと高い値付けがされるところ、良心的な価格設定がありがたい。PARROT UNION(パロット・ユニオン)Chatuchak Market Section 6, Soi 61/2, 61/3OPEN: 9:00-18:30 (Sat, Sun)家族3世代にわたり、チャトチャック市場で30年営業している古参の古着店。昔は多ジャンルの品を扱っていたが、今はヴィンテージ・アロハシャツ専門店として、多くの人々から愛される存在に――。壁に飾られた数千バーツのヴィンテージ・アロハも魅力的だが、260バーツ、300バーツ均一の商品棚も設けられていて、予算に応じたお買い物ができる。DOUBLE T STORE(ダブルティ・ストア)Chatuchak Market Section 6, Soi 62/3OPEN: 10:00-20:00 (Sat, Sun)バンコクのシーナカリン・トレイン・ナイトマーケットに本店を持つ、人気古着店。チャトチャック・ウィークエンド・マーケット内では、2番入口すぐ近くに店舗を構えていて見つけやすく、観光客の人気も上々。ちょっと涼しくなり始めると着たくなるジャングル・ファティーグやフレンチ・モールスキンなど、長いシーズン着られる気の利いたアイテムが多い。THATARO(タタロー)Chatuchak Market Section 6, Soi 62/3OPEN: 9:00-18:00 (Sat, Sun)上記DOUBLE T STOREのすぐ隣にあるデニムの古着店。リーバイス501、505、517など定番性の高い古着デニムパンツがお手頃な価格で購入できる(2,000バーツ台くらい)。リー、ラングラー、ビッグジョンなどの品も充実。パンツだけではなく、デニムジャケットもお手頃で、普段使いに丁度いいアイテムが見つかりやすい。%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F1pOSBQpv9YpKoF8P9631SZ%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameBorder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3EPodcast番組「ちゃおタイ・ラジオ」より、関連エピソードチャトチャック市場の特集ページは↑バナーをクリック!