ヤワラート通りからソンワート通り寄り。中華系移民の家庭に代々伝わる菊花茶(上写真)の味わいから、この街で生活を営んできた移民の歴史に思いを馳せる。英語に訳すとChrysanthemum Tea(クリサンセマム・ティー)、タイ語でน้ำเก๊กฮวย(ナム・ゲックフアイ)と呼ばれる菊花茶は、中国本土からこの地に持ち込まれて以来、暑いタイの気候をやり過ごすのに欠かせない飲み物となっている。この一杯は中華系一家に代々伝わるレシピに現代らしさを書き加えることで生まれた特別なもの。ビールの泡のようなミルクフォームは爽やかな菊花茶に柔らかな口触りをもたらしていた。当店、ジーン・カフェバー(Jeencoffeebar)は2024年に生まれたばかりのスペシャリティカフェだ。しかし、経営を取り仕切るファミリーは長くこのバンコク中華街と親しんできた歴史を持つ。店名にある「ジーン」とは、タイ語で「中華」を指す言葉。つまり中華系家庭としてのこだわりが随所に見られるカフェなのだ。貿易で栄えた街、ヤワラート、ソンワートならではの国際感覚菊花茶の他にもタオソーと呼ばれる中華系菓子がメニューに並び、バンコク中華街の風を感じられる一方で、当店がさらにこの街を象徴しているように感じられる理由は、開かれた国際感覚にある。ヤワラート通りやソンワート通りと言えば、古くから中国以外の国々とも交流し、様々な国の文化を吸収して来たことでも知られる。そんな開かれたイメージを表現するかのように、当店は表通りとの垣根のないオープンな内装が特徴的だ。ヨーロッパの街角にあるオープンカフェのように、開放的な空気が心地良い。バーにいるような感覚で楽しめるスペシャリティコーヒーコーヒーはタイ国産の豆を楽しむこともできるが、世界中の焙煎所との繋がりから多種多様な豆を取り扱っているとのこと。タイ国内の他店ではあまり目にしないような手法で、気の利いた一杯をサーブしてくれる。たとえば、トップのソフトラテクリームからアイリッシュリキュールを焦がした甘い香りが漂ってくるアイリッシュコーヒー。あるいは、カクテルのようにスカッとした飲み口がやみつきになるオレンジトニック・コーヒー。オレンジを使用したアイスコーヒーは今やタイ全国的なトレンドで、他店でも多く見かけられるものだが、これほどバー・カウンターの似合うアダルトなムードの一杯にはなかなかお目にかかれない。ついでにもう一つおススメを挙げるならば、チェンマイから仕入れた卵を使用したエッグタルト。生地はクロワッサンになっていて、サクサクとした食感が老若男女問わず人気を集めている。お酒を飲んでいるわけでもないのに、まるでバーにいるかのようなムードに酔いしれる。バンコク中華街の国際色豊かな風に吹かれながら、オープンカフェで静かに文庫本を開いてみれば、昼間からちょっと贅沢な時間を過ごせたような気分にもなれることだろう。ジーン・カフェバー(Jeencoffeebar)149 Song Sawat Rd, Samphanthawong, Bangkok 10100最寄り駅は、地下鉄ワット・マンコーン(Wat Mangkon)駅OPEN: 9:00-18:00 Dailyhttps://www.instagram.com/jeencoffeebar%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d3875.6635974710866!2d100.5086075755511!3d13.738805397593344!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x30e299a6391e1e77%253A0xb469cadde4b223ec!2sJeencoffeebar!5e0!3m2!1sja!2sth!4v1759857466072!5m2!1sja!2sth%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3Eバンコク旧市街特集ページは↑バナーをクリック!