2024年に大流行したバンコクのグルメ・ストリート、バンタットン通り。2025年に入り、この界隈のブームも少し落ち着いてきたと言われるが、コンセプトのしっかりしたお店は健在だ。夕食時、カムペーン・イサーン・ダイニング(Kampang Isan Dining)の前には、依然として入店待ちの客の姿がチラホラと目に付く。一時のブームにとどまらない実力が、地元の食通の舌を納得させた結果だろう。辛さ控えめにしても、旨味が残るイサーン料理タイの東北料理、つまりイサーン料理と言えば、トウガラシやニンニクの効いた激辛料理をイメージすることが多い。当店のイサーン料理ももちろん辛いのだが、注文時にある程度辛さを手加減するよう指定しておくこともできる。イサーン料理から辛さを引いた場合、どこか気の抜けたような料理を出してくる店も多いところ、辛さ控えめにしてもちゃんと旨味が残るのが当店の人気の理由と言えそうだ。料理が給仕される前にまずは冷たいジャスミン・レモン・バニラティー(199バーツ)をオーダーしてみよう。暑い夏の日に延々と飲んでいられそうな、この爽やかなアイスティーは、イサーン料理との相性バツグン。これだけで、この後の料理にも期待が持てるはずだ。メインディッシュにたどり着く前から満足メインディッシュの肉料理が運ばれてくるより前、前菜として登場するトムセープ(159バーツ)とセンチャン・ヌアプラー(269バーツ)の満足度がすでに高い。トムセープについては、タイのハーブを使用した豚骨スープとしての魅力が遺憾なく発揮され、ランチタイムであれば、この一品でひたすらご飯をかき込むのも悪くない。そう思える一品だ。トウガラシの辛さだけでごまかしていないからこそ感じられる旨味。このスープの旨味はラーメンのスープにも匹敵する。センチャン・ヌアプラーは具沢山なソムタム(パパイヤ・サラダ)なのだが、チャンタブリー県名物のセンチャンなる麺が使用され、食べ応え十分。センチャンは原料となる米の配合比率や独自の製法により、コシの強いモチモチ食感が味わえる麺で、当店では平麺タイプの物を使用している。ムーヨー(ベトナム風豚ソーセージ)には軟骨が入っており、サトー豆、発酵ガニ、貝などのクセの強い食材はきちんと鮮度にこだわっている。それらが一体となって生まれる独特の味わい。これは十分にメインを張れる料理だ。そして、いよいよ肉料理の登場最後にお待ちかねの肉料理が登場するわけだが、まず当店のガイヤーン/焼き鳥(189バーツ)は手羽先を使用し、串に刺した形で運ばれてくる。時間をかけてじっくり焼き上げられたことがよく伝わる味わいで大満足。もう一品はタイ料理では珍しい牛肉。このサーロイン炭火焼き(369バーツ)をワインと一緒にいただくのが、モダン・イサーン料理の真骨頂らしい。マリネのレシピに秘密があるようで、セットになっている付けダレを使わずとも十分旨い。さらに付け合わせのニンニクや赤玉ねぎ、ディルをうまく組み合わせることで、何通りもの食べ方が楽しめる。注文時に焼き加減を指定できる点、そして薬味を使用して自分好みにいろいろとカスタマイズできる点。食べる人によって千変万化する無限の自由さに、イサーン料理らしい気風を感じた。カムペーン・イサーン・カジュアル・ダイニング(Kampang ISAN Casual Dining)172-174 Banthat Thong Rd., Wan Mai, Pathum Wan, Bangkok Bangkok 10330最寄り駅は、BTSナショナル・スタジアム(National Stadium)駅OPEN: 12:00-23:00(Mon-Thu)12:00-0:00(Fri-Sun)https://www.instagram.com/kampang.bkk/%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d7751.21922792968!2d100.51834979053206!3d13.742069197462179!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x30e299007944e559%253A0x75573861a38ae0fe!2sKampang%2520ISAN%2520Casual%2520Dining!5e0!3m2!1sja!2sth!4v1750612909870!5m2!1sja!2sth%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3E