日本から来た友人に、バンコクでおススメのアナログ・レコード店を尋ねられたら、迷わずここを教えてあげたい。旧市街、チャイナタウン界隈まで足を延ばす価値は十分ある。品ぞろえが良いことはもちろん、他店に比べて価格が良心的なのだ。店主のエムさんは落ち着いた佇まいの人物で、海外から訪れる常連客からの信頼も厚い。エム・タナコーン・レコード(M-TANAKORN RECORDS)は、地下鉄ワットマンコーン(Wat Mangkon)駅から徒歩で北へ約10分の位置にある。周囲には古く趣深いタイ料理屋が多く、ここに買い物に来るついでにローカル・タイフードの食べ歩きをするのも悪くない。お宝アイテムの眠る奥の部屋へ直行!玄関を入ったすぐの部屋に並ぶレコードの品ぞろえも、十分に好事家の皆さんを唸らせてくれると思う。しかし、当店へ来たからにはぜひ奥の部屋(下写真)に足を踏み入れてほしい。かつて日本のテレビ番組「世界ふしぎ発見!」のロケに使われたことがあり、番組グッズが奥の壁に飾られている部屋だ。ここに面出しされているタイの伝統音楽、モーラムやルークトゥンのアナログ盤を一目見れば、この旧市街まで足を延ばした価値はあった! と確信できることだろう。レコード棚の脇に松田聖子のポスターが貼られていることからもお分かりいただけるように、日本の音楽、とりわけ70~80年代前後のアイドル歌謡の選盤もなかなか渋い。試聴スペースも親切設計、はかどる音盤ショッピング気に入ったジャケットの作品が見付かったら、まずは視聴が必要となるが、当店の試聴スペースにはターンテーブルとヘッドホンが2セットあり、ここで気兼ねなく選んだ盤の確認作業に没頭できる。アルバムの品ぞろえもさることながら、7インチ・シングル盤のお宝が山ほどあり、いくらかタイのルーツミュージックに造詣の深い人であっても、試聴なしに購入することはやはりむずかしい。エムさんのポリシーで、日本の中古レコード店のような良心的価格設定となっている当店では、ついでにあれもこれも! と数多くの盤に興味がわいてくる。一枚一枚念入りに試聴するには、きちんとテーブルと椅子を設置した試聴ブースがかなりありがたい。近年は特に、タイ現地の若者たちの間でもアナログ・レコードへの関心が高まり、そこからタイのルーツミュージックの沼にはまり込んでいくケースも増えている。古いものに囲まれた店ではあるが、意外と“原点回帰”というタイZ世代のトレンドにも触れられる場所だ。バンコク旧市街へお見えの際にはぜひ、大きめのトランク持参でお越しいただきたい。エム・タナコーン・レコード(M-TANAKORN RECORDS)524 Luang Rd., Pom Prap, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10100最寄り駅は、地下鉄ワットマンコーン(Wat Mangkok)駅OPEN: 10:00-19:30(Sun-Thu), 10:00-21:00(Fri, Sat)https://www.facebook.com/profile.php?id=100043151397252%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d3875.5499741832855!2d100.50677585313716!3d13.745674087563408!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x30e299232da37a37%253A0xcd8f407e695c72c9!2sM-Tanakorn%2520Records!5e0!3m2!1sja!2sth!4v1750837977781!5m2!1sja!2sth%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3Eバンコク旧市街特集ページは↑バナーをクリック!