先日、初めてサッタヒープへ遊びに行った。パタヤから車で一時間ほどの港町。軍の管轄のため検問所が点在しており、外国人立ち入り禁止のビーチもあったりと今まで行ったことのある海辺の町とは少し雰囲気が違っていた。目的地はふつうの港町といった風情で、高い建物もなく、細い道にローカル商店や食堂、こじゃれたカフェも点在していた。細い道だからだろう、サイドカーつきバイクが活躍していた。潮の香りとのんびりした空気がとても良かった。泊まった宿の海を臨む屋上も気持ち良く、お目当てだったサメサン島のシュノーケリングツアーにも大満足で、何故もっと早く訪れなかったのかと後悔したほど。そして、屋上で夕食を食べようと、グーグルマップで探した徒歩圏のレストラン。そこで出会ったアクティブなオーナー兼警察官のおかげでこの港町がもっと印象深いものになった。彼はとにかく情報量が多かった。警察官の傍ら宿とレストランを経営。しかも宿は自分でデザインして建てたと言う。久しぶりのオレがオレがタイプとの会話で、私は「すごい」を連発した。素直に色んな意味ですごいと思った。宿の外観や内装を撮った写真を何枚も見せられ、ズームインする宿の動画も見せられ、どうだ綺麗だろうと何度も言う。泊まっていた宿の名前を聞かれ答えると、「ここはこの辺で一番景色が綺麗なんだ」とさりげなくマウント。レストランの室内の席と屋外の席にそれぞれマイクセットが置かれ、歌手を呼んでライブでもするのかなと思っていたら彼のステージだった。お会計しているといつの間にかギターを持った彼が他のお客さんに音楽を提供していて、ギターを弾く合間に壁を指差すので目で追うと、トドメの警察官の制服を着た彼の写真。最高。タイの人たちはわりと、「自分が好き」がデフォルトだと思う。「痩せたい」「整形したい」などはあっても、「私なんて…」はあまり聞かないし、痩せたくてもお菓子は我慢できない。とは言え彼ほどの自分大好き全開の人は頻繁にお目にかかれる訳ではないので、そのストレートさが微笑ましかったし、こういう出会いは本当に楽しい。3回くらい「見に行くか?」と勧められた屋上からの景色は、本当に綺麗だった。海のサンセットが大好き。タイに来てから、以前はあまり意識していなかった「一期一会」を実感する機会が増えたと思う。あの日あの時あの場所で、全然知らなった人とほんの少し時間を共有する瞬間がなんだかとても良いんだよね。「ゆるぬりタイランド」全話一覧ページは↑バナーをクリック!➡「ゆるぬりタイランド」次のエピソードはこちら