週末だったからかもしれない。それともたまたまかな。だってデリバリーのバイクをたまに見かけるし、以前ステイケーションでこの辺のホテルに泊まった時も来てくれた。試しに先日朝マックを頼んでみたらちゃんと来てくれたから、やっぱりタイミングが悪かったんだ。引っ越しの疲れもあって「不便…」って一瞬思ったけれど、あっという間に慣れた。人間の順応性はなかなかだと思う。なにか必要なものがあればでかければいいのだ。当たり前か。日本でもタイでもど田舎暮らしを経験しているから、視点を変えれば引っ越してきた街はむしろ便利ですらある。文句を言ってすみませんでした。運転は相変わらず得意じゃないけど、あのままバンコクにいたらどんどん運転が怖くなっていた気がするから免許が無駄にならずに済んでよかった。慣れない車通勤は疲れるけど、フロントガラスの向こうの毎日変わる空の色に癒されている。背の高いビルがないと本当に空が広い。視界いっぱいの夕焼けの空なんて魅力的過ぎて、思わず声が出てしまったりする。南国の夕陽が大好き。太陽とココナッツの木のコントラストが好き。新しい生活は何もかもが新しくて、メバーン(お手伝い)さんのいない生活も久しぶり。家事がこなせるか不安だったけど今のところお掃除ロボットのおかげもあってなんとかなっている。毎朝リビングの窓や勝手口を全部開けて感じる空気とか、外にたくさん洗濯物を干せることとか、玄関先でのんびりコーヒーを飲んだり子どもたちと並んでベンチブランコでゆらゆらする休日とか。それから自炊したごはんが美味しい、みたいな、日常の些細な変化が気に入っている。便利とか不便とかではないよなぁ、と思う訳です。住む場所が変わっても変わらなくても、私たちは変わらず暮らしを営んでゆく。収入を得て、その中でできる生活をする。寝て起きて食べて働いて遊んで。より楽しく快適にしたいなぁと思いながら何かを始めてみたり諦めたりしながら。うまくいかずに落ち込んで、休憩したり寄り道をしたりしながら。「きっとみんなそうやってがんばって生きてるんだわ。えらい!」なんて想いを馳せながら、苦手だった早起きをしています。もうすぐ2022年も終わりですね。あと少し、そして新年もみんな楽しくスースー!※ สู้ スー = 戦う、ケンカする、がんばる。「สู้ๆ スースー」と二回繰り返すと「がんばれ! ファイト!」になる※ タイ国内における紙媒体での本稿初出は2022年12月1日だった「ゆるぬりタイランド」全話一覧ページは↑バナーをクリック!➡「ゆるぬりタイランド」次のエピソードはこちら