はじめまして。バンコクで現地採用として働いているおこめです。ふたりのめんちょこ(秋田弁ですごく可愛い子という意味)と暮らしながら、エッセイを書いたり漫画を描いたりしています。バンコクにある某製造会社の事務員として働く私。タイの人たちは日本にとてもいいイメージを持っていて、無条件で「日本はすごい国」と思っている人が多い。そんな彼らは時々、ニュースで見聞きしたことを確かめるように「どうして日本はすごい国なのに○○なの?」というような質問をしてくる。一緒に働くタイ人はほとんどが製造スタッフ。最終学歴は中学という人たちが多い。そんな「学校であまり勉強をしてこなかった」彼らとの会話で気づかされること、感心することも少なくない。まず何よりその自己肯定感。それから他者への思いやり。なんだか底抜けの明るさ。日本では薄れつつあるような大切なものを彼らは持っていると思う。4コマで紹介した会話をした時も、間髪を入れずに返ってきた言葉と本気で理解できないといった様子に感動すら覚えてしまった。死ぬほど嫌なものからは離れればいい。むしろ何故離れないのかわからない。何かがうまくできないからってダメじゃない。人にはひとりひとり得意なことやいいところがあって、それはみんな同じではなくて、だから比べることではない。ダメだとか必要ないとか、どうして自分のことをそんな風に思うのか1ミリもわからないという様子だった。言われてみたらその通りなのだけど、即座にそう言えることが素敵だと思った。自分はとても大切な存在で、誰もがかけがえのないひとりの人間だということを、この人たちは頭だけでなく心でちゃんとわかってる。そんな気がした。きっと学校の勉強で習うことではなくて、社会から環境から自然と学ぶんだろうな。自分が好きってだいじなことだ。好きな自分。それは人からじゃなくて自分からの視点であるのが理想で、タイの人たちはまさにそれだと思う。だいたいのことはマイペンライで、ほどよく他人に興味がなくって、しあわせの視点がちゃんと自分なのだ。タイに来て感じたのは、タイの人たちはとても人間ぽいなということ。そしてそんな人たちの作り出す空気は私にとってとても居心地がよい。そんな、ふっと肩が軽くなるようなタイのゆるい空気を、コーリン色鉛筆で色付けながらお伝えしていけたらなと思っています。「ゆるぬりタイランド」全話一覧ページは↑バナーをクリック!➡「ゆるぬりタイランド」次のエピソードはこちら