わくわくドキドキ新生活。リアップローイ! な新居は、内見の時に「直してほしい」「ダーイダーイ」と会話したハズの洗面所や台所の戸棚が壊れたままだった。パっと見はキレイだけど足はすぐに真っ黒になったし、台所に至っては足元にべったりと油汚れがついていた。床から出ている釘を見た時はなんでやねん! と心の中で突っ込んだし、無残に割れた足の爪を見て子どもじゃなく私でよかったと思った。前の住人が洗濯機を室内に置くために作った配管からは水漏れ。修理しては再度漏れ、三回目でやっと成功。引っ越しの直前には浴室の排水溝が詰まって汚水が溢れ、コンドミニアムのチャーン(技術者)が直そうとするも失敗して結局外部の業者を呼んだ。最初から呼んでくれ。引っ越しが終わりシャワーを浴びようと思えばシャワールームのドアの取っ手が外れ、給湯器はウンともスンとも言わない。給湯器は外注したチャーンが直したその日に壊れ、もう一度呼んだら「古くて修理は無理だ」と言い出し結局買い換え。この間ずっと水シャワー。いやだから最初からさ。引っ越し準備中から感じていた喉の痛みが一向に改善されず、呼んでもらったクリーニング業者はカーテンのあまりの汚さに驚いていた。「前の人が出たあと洗ったはずなのに。一年前」とエージェントに言われ、うーんとなった。先日大雨が降った際には低層階とは思えない雨漏りが発生。保険会社が写真を撮るだとか確認だとか何度も見に来てはいるけど肝心の工事はどうなっているのか。雨季を目前に不安しかない。言えば対応はしてくれる。逆を言えば言わずにやってはもらえない。察して欲しいなど寝言である。渦中にいるとすごく大変に感じるけど、後から笑い話にできるし、なんなら楽しんでいる自分もいる。そうなっちゃいます? みたいな、想像の斜め上の出来事っておもしろい。いやいやもっと他にやり方あるでしょ? と思うことだって「でもタイランドだからな」でだいたい納得できる。日本だったらなんて比べて粗探ししたところで自分が疲弊するだけだし、ここはタイランドだし。マイペンライって受け流せる人の方がラクに生きられる気がする。少なくとも私にとっては不便=不快ではない。思い通りにいかないことが多くても不快ではないのは、そこに悪意を感じないから。全くもって悪気が無いのか、感じ取れるほどコミュニケーションが取れていないだけなのかは定かではないけれど。私がタイを居心地よく感じる理由のひとつ。「ゆるぬりタイランド」全話一覧ページは↑バナーをクリック!➡「ゆるぬりタイランド」次のエピソードはこちら